「かめ²」人名辞典

青木君＜あおきくん＞

前田君の大学時代の同級生。在学当時ＴＶ放映されていた特撮番組「キュウレンジャー」の熱烈なファンであり，かめとは同好の士だった。現在の職業は不明。牧場に就職した高津君を訪ねる旅の途中，家出中のかめを偶然発見。前田君との再会を実現させた。

兄キ＜あにき＞

トラックドライバー。ジローちゃんの相方。どチャンコラーメン好きで，仕事中はそれしか食べない。相方が拾ったかめたちを東京まで乗せてきた。香子ちゃんのスーパーカブをピンクの水玉でペイントするセンスの持ち主。

おいちゃん

本名不明。ラーメン店の経営者にして香子ちゃんのおじ。競馬好きで，よく後楽園の場外馬券売り場に通っているが，持ち金をスることもしばしばらしい。よくかめと組んでおバカをやる。

大家さん＜おおやさん＞

和光荘の大家さん。前シリーズで，かめたちの愛らしさに負けて居候を黙認していた。今回もあまり立場は変わっていない。

かめ

長い海の旅から陸地に戻ってきた，は虫類かめ目の生物。海辺から都会に向かった苦難（？）の旅の末，おいちゃんのラーメン店の居候となる。

香子ちゃん＜きょうこちゃん＞

おいちゃんの姪。実家は北海道。ラーメン店に居候し，高校に通いながら店の手伝いもしている。おじよりよほどしっかりした性格で，家事も取り仕切っている様子。サスケの正体もちゃんと見抜いていた。通学にはピンク水玉のスーパーカブを使用。

サスケ（かりめろ）

は虫類かめ目と思われる生物。体長15cm位。木のお椀をかぶっている。武器としてフォークを携行。人間の食べ物を奪って生き抜いてきた，町内会で指名手配されるほどの乱暴者。
ある日行き倒れのふりをしてラーメン店に拾われ，表で働き者の良い子を装いながら，先住民であるかめをいじめて追い出しを図った。しかし，香子ちゃんには本性を見抜かれていた。ぽて太との凄絶なバトルを経て，店の居候となる。実は，全ての乱暴な振る舞いは，かつて命を救ってくれた格闘家のように強くなりたいとの思いから生まれたものだった。指名手配中は「サスケ」と呼ばれていたが，ラーメン店に来てからは「かりめろ」と改名。

ジローちゃん

トラックドライバー助手。運転手の通称「兄キ」と組んで仕事をしている。放浪中のかめたちを拾い，東京まで連れてきて，行きつけのラーメン店に預けた。人にさまざまないたずらを仕掛けてからかうのが趣味。のちに，家出したかめを保護し，ドライブに連れ出した旅先で，青木君・高津君との再会が果たされることになった。

高津君＜たかつくん＞

前田君の大学時代の同級生。卒業後は職を転々としているらしく，せっかく就職した牧場も１ヶ月もたたずに辞めてしまった。牧場から10km離れた某町にてポン引きをしているところを青木君に発見され，その直後かめと再会した。大学時代はサラサラの長髪が自慢だったが，現在は短くカットしている。

旦那様＜だんなさま＞

かつてのぽて太の保護者。前シリーズでぽて太に再会したと思ったら，あっという間に去られてしまったかわいそうな人。最後の最後でぽて太との再会を果たす。自家用ヘリを所有しているらしい。

ノスタル爺＜のすたるじい＞

かめたちが放浪中に出会った老人2号。昔話を語る。

ファ爺＜ふぁじい＞

本名：源さん。都合の悪いことの記憶はあいまいにする人。女子校のテニス部練習のぞきの常習犯？

ファンタ爺＜ふぁんたじい＞

放浪中のかめたちが出会った老人たちのひとり。かめたちに「遺伝子にきざまれた太古の記憶」について語る。

ヘチマ銀行店員＜へちまぎんこうてんいん＞

ラーメン店の手伝いでもらったおこづかいを預金しようと，ハンコまで作って銀行を訪れたぽて太を，「かめの方はちょっと・・・」と言って丁重にお断りする。結果，ぽて太が泣いてしまったため，かめに殴られた。

ぽて太＜ぽてた＞

本名：アンドリュー・ぽて太。かめとともに海から陸地に戻ってきた，は虫類かめ目の生物。ラーメン店に有能な店員として居候。なぜか携帯を持っている。（前シリーズで旦那様にもらったもの？）

前田ひろし＜まえだひろし＞

かつてのかめの保護者。現在はサラリーマンだが，姿を消したかめたちをずっと探し続けていた。学生時代以来の住まいである和光荘で暮らしていたが，浜松市に転勤になってしまった。

村上さん＜むらかみさん＞

和光荘の住人で，前田君の隣人。大学の後輩でもあるが，現在の職業は不明。現在は前田君と隣人以上の関係に？