発端
1995年12月。当時の担当部署はデスクワークが多く，加えて多少運動不足気味ではあったが，まあまあ普通の暮らしを送っていた。
そんな頃，毎年恒例の，部署対抗のバドミントン大会が開催される時期がやってきた。バドミントンは，運動音痴の私が親しんでいる数少ないスポーツだったが，ここ半年は汗をかいた後の身づくろいなどがおっくうになり，ついついプレイをさぼっていた。ちょっと心配ではあったけれど，それでも楽しみだったので出場することにした。
大会は数日間続き無事終了した。ふと気づくと足腰に筋肉痛がある。バドミントンという競技は，軽いシャトル(羽根)を打ち合う分，ボールを使うテニスなどより動きが激しく，特に足の踏み込み時にかかる力は相当なものだ。だから，久々にプレイすると足腰にひびくのは当然である。２，３日で回復すると思い，そのまま放っておいた。
ところが2週間あまり経っても右腰の痛みがとれない。ちょうどその頃，職場の仲間とボウリングに出かける機会があった。そうすると，なおさら痛みが強くなってきた。
そのまま痛みの治まるのを待つうち，とうとう2ヶ月ほどが経ってしまった。仕事をしていても，痛みが気になって仕方がないし，歩くたびに右腰から右太ももにかけて，しびれの電流が走る。ついに，病院に行く決心をした。
入院・通院顛末記 発端 1回目の診察 2回目の診察・通院 MRI検査 入院日記 その後